ミマキエンジニアリングは、高精度・高画質・高速化を実現したハイパフォーマンスモデルとなるフラットベッドUVインクジェットプリンタ「UJF-7151 plusII」を今冬に発売する。
ヘッド構成を8ヘッドに拡張し、インクセットに合わせてヘッド構成を変更可能。4色カラー構成では従来機比で最大190%の印刷スピードとなる4色ダブルのインクセットを用意し、LcとLmが含まれた6色カラー構成ではより繊細な色表現が可能となる。
またカラーグロス機能を追加し、従来のクリアプリントとは違った風合いとディテールを実現。画質向上を図るため、ドットの配置位置をコントロールする「MFD2(Mimaki Fine Diffusion 2)」処理にも対応し、1800dpiの印刷モードを搭載したことで、より粒状感や色ムラの少ない、高精細なクオリティーが可能になっている。
テーブル耐荷重を30㎏に強化したことで、重量のある金属製治具なども搭載でき、より正確な位置精度を求められる工業印刷や、重量メディアへのプリントに活用できる。豊富なインクバリエーションによってアクリルなどの樹脂からガラス、金属、皮革などの多様なメディアへダイレクトプリントが可能。家電、工業用製品の銘版や高精細が必要な各種パーツ類、案内板や屋内成型看板、ベルトやカバンなどの皮革、その他各種オーダーグッズへの加飾に利用できる。
生産システムや周辺機器からプリンタを制御できる「MDLコマンド」に対応し、プリンタのインク残量やエラー情報等を取得できるほか、ワークをセットするテーブルの位置や高さ、プリント開始などのプリンタの動作を制御でき、ワーク搬送の自動化を実現できる。
本体価格は698万円(税抜)。世界で年間400台の販売を見込む。