アズビルは、計測自動制御学会(SICE)の2021年度の学会賞として「新製品開発賞」2件を受賞した。
受賞したのは、「オンライン異常予兆検知システムBiG EYES R200(バッチプロセス向け機能強化版)」と「計装ネットワークモジュール スマート・デバイス・ゲートウェイ形 NX-SV」。
BiG EYESは、AIがプラントに蓄積されているビッグデータから正常な動きを学習し、いつもと違う微細な異常を予兆の段階で検知。これにより、突発的な故障による設備停止などの生産トラブルを回避でき、安定生産や状態基準保全の実現に貢献する。R200の開発で、薬品、食品、加工組立など製造業の大部分を占める多品種少量生産のバッチブロセスにも対応が可能になった。
NX-SVGは、メーカーを問わず、イーサネットやRS-485に接続された機器間のデータリンクを通信プログラムレスで実現し、装置内のIoT化を支援する。マルチベンダーIoTゲートウェイとして、開発時間と開発の手間を大幅に節約できる効果が見込める。