三菱電機、品質不適切を受け、柵山会長の退任、CQOに竹野常務、品質改革推進本部を新設

三菱電機は、品質不適切行為を受け、10月1日付で柵山会長の退任、取締役会の執行役職務分掌の変更、組織の変更を行った。


取締役会長の柵山正樹氏は退任。今後は公的・業界団体などへの対外活動や営業活動等について会社が求める時に支援を行うシニアアドバイザーの業務を委嘱。これまで会長・社長経験者に委嘱していた特別顧問は廃止する。また日本経済団体連合会の副会長も同日付で辞任した。


執行役職務分掌の変更は、品質ガバナンス強化と責任の明確化のために、品質担当執行役(CQO)を設置した。CQOには竹野祥瑞常務執行役(情報セキュリティ、品質、生産システム担当、CISO、CQO)が就任した。


また組織も変更し、「品質改革推進本部」を新設する。社長直結の組織として品質改革推進本部を設立し、「本社主導の新たな品質保証体制の構築」、「事業本部横断の知見共有と機動的な支援」に向けて、全社共通施策として、「牽制機能の再構築」、「技術力・リソース課題への対策」、「品質コンプライアンス意識の再醸成」を実行する。

https://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2021/1001-c.pdf

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