グローバルインフォメーションが取り扱う市場調査リポート「中国モーションコントローラ市場:2021~2026年」(ResearchInChina)によると、近年の中国のモーションコントローラ市場は、工作機械や包装機械、繊維機械などの下流産業の発展が鈍化し、低水準で推移している。2019年の市場規模は3.7%減の70億9千万元(約1210億円)となった。
2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大にもかかわらず、中国が効果的に流行を抑えたことで海外からの受注が増え、中国のモーションコントローラの市場規模は前年比3.2%増の73億1千万元(1264億円)に拡大。Made in Chinaなどの政策導入に伴い、産業用ロボットやCNC工作機械が開発の中心となっている。
今後、モーションコントローラは、インテリジェント機器分野の中核部品として、今後急速な発展が見込まれ、2026年には84億元(約1452億円)に達すると予想している。
主なプレーヤーとして、中国系メーカーではAdvantech、Leadshine Technology、ADTECH、Leetro Automation、Googol Technology(HK)、ADLINK、Estun、Shanghai Weihong Electronic Technology、RichAuto S&T、SYNTEC、Haichuan Numerical Control Technology、Beijing KND CNC Technique、TOPCNC Automation Technology、Shenzhen Tankon Technology。中国の海外企業としてシーメンス、三菱電機、B&R、Beckhoff、Delta Tau、Galil、Servotronixを挙げている 。