オートストアシステムは9月28日、渋沢栄一の玄孫であるシブサワ・アンド・カンパニーの渋澤健代表取締役兼コモンズ投信取締役会長を招き、経営・物流ウェビナーを開催した。
第1部は渋澤氏による「渋沢栄一の「論語と算盤」で未来を拓く~ポスト・コロナの日本の新しい時代~」の講演を実施。「日本資本主義の父」と呼ばる渋沢栄一が提唱した「論語と算盤」を題材に、すでに渋沢栄一はSDGsの必要性を唱えていて、いまなぜSDGsが企業経営に必要とされているか、経営者として何を重視していかなければいけないかなどを紹介した。
第2部では自動倉庫型ピッキングシステムの導入事例を取り上げ、中小企業でも自動倉庫を導入し、経営に生かしている例を紹介。
オーストラリアのダブコ社は、従業員数60人超の中小企業。1日あたり1000回のピッキング、300個の入出荷作業があり、2・3人の従業員で作業ができる規模だったが、オートストアを導入して1万個のビン(専用コンテナ)のシステムを構築。遅くまで注文を受けて出荷できる体制にしたことで生産性が4倍に向上。従業員や倉庫スペース、在庫のムダを圧縮でき、さらに電力消費も削減。従業員の満足度も上がったという。