日本ストラタステクノロジーは、産業用IoT向けエッジコンピュータ「StratusztCEdge」シリーズの新製品「StratusztCEdge200i/250i」を発売した。
同製品は、現場で生成される大量のエッジデータをリアルタイム処理するため、パワフルな最大10コアのIntelXeonプロセッサと最大2TBのNVMeストレージを採用。60%の処理速度向上により、複雑で大規模なアプリケーションの仮想化集約に対応。現場のIoTセンサや各種機器を通じた大量データ処理を可能にした。高可用性仮想基盤に数クリックで冗長化を構成できるウィザードを導入し、現行モデルに比べ構築と運用が容易になっている。
アプリケーションは、現場データの一次処理・保存(エッジ環境での分析処理)、設備の監視・制御(発電・エネルギー設備の監視制御)、迅速な異常検知、予兆検知(停止の許されない製造ライン・プロコンサーバー)、省人化、自動化(製造機器・工作機械への組み込み、制御)、トレーサビリティー(自動車、医薬、食品飲料)、多品種少量生産への対応(電子機器・家電等)、OTとIT間のデータ連係、エッジAI分析(画像診断等)、現場PCの仮想化集約など。
コンパクトさと低コストのエントリーモデルは145万円、瞬間的なシステム停止も許容できないエッジ環境向けの無停止モードにも対応したモデルは215万8000円。初年度200台の販売を目標とする。