- 1 ▼ハーモニック・ドライブ・システムズ、有明工場を増強。月産7万台の生産能力引き上げ
- 2 ▼シチズンマシナリー、タイ工場を増強。工作機械の生産能力50%増
- 3 ▼京セラ、鹿児島国分工場に工場2棟。半導体製造装置用ファインセラミック部品の生産能力2倍に
- 4 ▼おおいたCELEENA、大分県竹田市に竹原料のセルロースナノファイバー工場
- 5 ▼キッコーマン、千葉県野田市にしょうゆ関連調味料などの製造工場。2024年4月生産開始
- 6 ▼舞台ファーム、宮城県美里町にレタス生産の植物工場
- 7 ▼JA全農ラドファ、宮城県加美郡にパックごはんの新工場。2022年稼働開始
- 8 ▼一正蒲鉾、新潟市東区にカニかま専用工場。2023年稼働開始予定
▼ハーモニック・ドライブ・システムズ、有明工場を増強。月産7万台の生産能力引き上げ
ハーモニック・ドライブ・システムズは、2019年9月に竣工した長野県安曇野市の有明工場について、波動歯車装置ハーモニックドライブが産業用ロボットや半導体製造装置向けで需要が高まっていることから、生産ラインを新設して生産能力を月産7万台引き上げる。これにより有明工場と穂高工場による国内生産能力は15万台から22万台へと増加する見込み。2022年3月から8月にかけて設備を構築する。投資金額は約65億円。
▼シチズンマシナリー、タイ工場を増強。工作機械の生産能力50%増
シチズンマシナリーは、タイのシチズンマシナリーアジアの工場を増床し、生産能力を従来比5割増の月産350台体制に増強する。増床面積は4275㎡で、増床後の総延床面積は2万7488㎡となる。着工は2021年12月、竣工は2022年11月を予定している。
またショールーム棟を新設し、販売サービス機能を拡充する。13台の機械を展示し、テストカットも可能なほか、NCスクールを行うトレーニングルームなどを設置。エンジニアも2名増員させ13名体制となり、アセアン・南アジア地域の拡販を目指す。
▼京セラ、鹿児島国分工場に工場2棟。半導体製造装置用ファインセラミック部品の生産能力2倍に
京セラは、鹿児島国分工場の敷地内に新たに第7-1工場、第7-2工場を建設する。半導体製造装置に使われるファインセラミック部品への増産要請に応えるもので、第7-1工場は2022年10月、第7-2工場は2023年10月から生産を開始し、鹿児島国分工場の生産能力を従来の約2倍にする計画となっている。
第7-1工場は鉄骨2階建で、延床面積1万120㎡。第7-2工場は鉄骨6階建で延床面積3万7497㎡。投資総額は約110億円となっている。
▼おおいたCELEENA、大分県竹田市に竹原料のセルロースナノファイバー工場
大分大学発ベンチャーで、竹を原料としたセルロースナノファイバーの製造・販売を行うおおいたCELEENAは、大分県竹田市に工場を建設する。創業開始は2022年2月の予定。
▼キッコーマン、千葉県野田市にしょうゆ関連調味料などの製造工場。2024年4月生産開始
キッコーマングループでしょうゆ、つゆ・たれなどのしょうゆ関連調味料などを製造するキッコーマンフードテックは、千葉県野田市に新工場を建設する。
新工場はFSSC22000(食品安全システム)を最大限に生かす建物仕様と生産プロセスを構築し、IoTを活用した生産システムや立体自動倉庫など、新技術・設備の導入によるスマート化を進め、生産性を3倍に高める計画となっている。
鉄骨造、地上2階建てで、建築面積は4759㎡、延床面積は7474㎡。投資金額は110億円で、2022年着工。生産開始は2024年4月を予定している。
https://www.kikkoman.co.jp/index.html
▼舞台ファーム、宮城県美里町にレタス生産の植物工場
農業生産法人の舞台ファームは、宮城県箕郷町にレタスを生産する植物工場が完成した。7万5550㎡の敷地に5万1364㎡のグリーンハウスを建設し、播種から栽培までを自動化した最新鋭の水耕栽培設備のほか、生育環境を一定に保つ環境制御装置やLED設備などを設置した植物工場となっている。作付け面積は約4万4600。1日あたり3万株の生産が可能となっている。
▼JA全農ラドファ、宮城県加美郡にパックごはんの新工場。2022年稼働開始
パックごはんの製造・卸売を行うJA全農ラドファは、宮城県加美郡にパックごはんの新工場を建設する。新工場の生産能力は既存工場の4倍となる年間1620万食となる予定。
▼一正蒲鉾、新潟市東区にカニかま専用工場。2023年稼働開始予定
一正蒲鉾は、新潟県東区の本社工場の敷地内にカニかま専用の新工場となる本社第2工場を建設する。建物面積は8563㎡で、投資金額は55億円。2021年12月に着工し、2023年3月の稼働開始の予定。
新工場では生産拠点の集約に加え、ラインの直線化と合理化設備、自動倉庫の導入などで省人化を推進。また都市ガスを使用したコージェネを導入し、省エネとCO2削減を推進。太陽光パネル設置による再生可能エネルギーの使用も進めていく。