太陽誘電は、2022年1月1日付で加賀電子の子会社、加賀FEI(横浜市港北区)に無線モジュール事業を譲渡する。
譲渡する無線モジュール事業は、世界最小のブルートゥース・ローエネルギーモジュールや、ワイヤレスLANなどを中心に幅広いラインアップを誇り、IoT関連機器の普及により今後も需要の拡大が見込まれているが、太陽誘電はコア事業の積層セラミックコンデンサをはじめとする電子部品事業に経営資源を集中するために譲渡する。
加賀FEIは、19年1月から加賀電子グループに加わったが、前身の富士通エレクトロニクスの時から無線ビジネスなどで開発実績を有していることから、承継することになった。特に、加賀電子グループのEMS(電子機器開発・生産受託サービス)事業推進で幅広い提案が可能になる。