五洋建設、北海道室蘭市に鋼構造物製造のZEB新工場
五洋建設は、北海道室蘭市に橋梁などの鋼構造物を製造する新工場を建設する。新工場では橋梁などの鋼構造物に加え、洋上風力建設関連の仮設鋼構造物などの製作も行う。
また同工場は環境技術を導入し、ネット・ゼロ・エネルギー化(ZEB化)する。樹脂サッシ採用による断熱性向上、採光フィルムによる照明負荷の低減、高効率空調の導入などで事務所エリアで62%のエネルギーを削減。また創エネルギーとして、工場の屋根に出力670kWの太陽光発電(出力670kW)と出力30kWの水素燃料電池を設置し、事務所と工場の全電力をグリーン電力で賄う。
また水素エネルギーの利用実証も行い、副生水素と太陽光発電の余剰電力により製造したグリーン水素を使い、副生水素はタンクに貯蔵し、燃料電池による発電により事務所の一部で利用する。またグリーン水素は、太陽光発電の余剰電力を活用して水電解装置で製造し、水素吸蔵合金に貯蔵して、随時またはBCP対策時に燃料電池による発電を行う。
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ニプロと東洋紡、秋田県大館市に人工腎臓の一貫生産工場。24年7月稼働開始
ニプロと東洋紡は、秋田県大館市のニプロ大館第7工場内にセルローストリアセテート製人工腎臓(ダイアライザ)の一貫生産工場を共同で新設する。新工場は延床面積3万1000㎡(ニプロ1万5000㎡、東洋紡1万6000㎡)で、鉄骨3階建てとなる。投資額は約170億円。2024年7月の稼働開始を目指す。
新工場では、前工程で東洋紡が原料から製造した中空糸を、そのまま後工程でニプロがダイアライザにまで加工、製品化する一貫生産で行う。世界の人工透析患者数は今後も年率7%で増加が見込まれている。
トーアミ、愛知県岡崎市に金網の新工場
トーアミは、愛知県岡崎市の中部事業部愛知第一工場の近隣に新工場を建設する。新工場は敷地面積5911㎡、延床面積5838㎡となり、11月から着工し、2022年7月の竣工予定となる。投資金額は約15億円。
Misumi、鹿児島県姶良市の植物工場が竣工。農業事業に参入
鹿児島県で石油卸などの事業展開をするMisumiは、鹿児島県姶良市蒲生町に葉菜類を生産する完全人工光型植物工場「ミスミ野菜工場 姶良」を竣工し、水耕栽培による野菜の生産・販売事業を開始する。
同工場は、大和ハウス工業と三協立山の完全閉鎖型植物工場システム「agri-cube ID(アグリキューブ・アイディー)」を導入して建設。延床面積は1282㎡で、投資額は5億円。グリーンリーフやフリルレタスなど1日あたり3200株を栽培できる。
J-オイルミルズ、福岡県北九州市の若松工場の一部生産を神戸工場などに移管
J-オイルミルズは、福岡県北九州市の若松工場の生産工程の一部を神戸工場などに移管し、生産体制を再構築する。若松工場は大豆たん白、食品(Soyシート)の生産を継続し、油脂タンク基地、九州地区への配送拠点として運用する。
北陸重機工業、新潟県新潟市に保線用鉄道車両の新工場
極東開発工業グループで鉄道車両製造の北陸重機工業の保線用鉄道車両の新工場が竣工した。敷地面積は3948㎡、延床面積は3483㎡で、投資額は約7億円。
新工場は、組み立てスペースと塗装ブースを拡張し、双方間にレールを敷設することで作業効率を向上。場内に30トン クレーン2基を設置し、幅広い製品ラインナップの安全な生産を可能としている。これらにより生産能力50%増強を目指す。