シュナイダーエレクトリックは、エッジ領域で有効に働き、生産ラインや中小規模の工場の監視・管理・制御に最適なライトSCADA・HMIソフトウエアとなる「BLUE Open Studio」を、「Pro-face」ブランドで発売する。
同製品は、製造ライン単位・工場単位でのOTデータの加工や見える化に最適。250種以上の通信ドライバを標準搭載し、PLCやセンサをはじめ製造現場のあらゆるデバイスとプログラムレスで接続可能。データベースとの接続性も、Microsoft SQLサーバーやOracleなど、15種類のデータベースと接続可能。MQTTに対応し、さまざまなクラウドサービスとも接続可能となっている。また同社が展開するクラウド型常時監視サービス「EcoStruxure Machine Advisor」や、グループ企業AVEVA社の産業システム用高速時系列データベース「AVEVA Historian」とも連携するほか、同社製電力計と接続することで電力消費量のモニタリングもでき、ピーク電力カットやCO2排出量削減などにも利用できる。
また画面設計も、OEEダッシュボードやガントチャート、トレンド、スケジューラーなどライン監視に役立つテンプレート、アプリが多数用意してあり、フロア別やライン別に稼働監視が見えるダッシュボードも完備。複数画面を同時表示できるマルチスクリーン対応や、HTML5に対応してWEB画面も作成できるためOSや端末問わずにモバイル端末や遠隔からの閲覧もできる。Active X、VBScriptにも対応し、監視カメラの映像表示オブジェクトをHMI画面に統合するなど、より高度なアプリケーション作成が可能。
同社の産業用コンピュータ「PS6000」シリーズと動作検証済みで、ハードウエアを選定する手間もなく、立ち上げスピードも速めることができる。