東芝、3分割し再編 2年後までに実施上場目指す

東芝は、本社とグループ会社の事業を3つの独立した会社に分割・再編する。早ければ23年度下期までに実施し上場を目指す。

中核事業のエネルギー・インフラを「インフラサービスCo.(仮称)」に、デバイス・ストレージを「デバイスCo.(同)」として独立させ、東芝本体は、キクオシアホールディングスと東芝テックの株式を保有する。
「インフラサービス」は、エネルギーシステムソリューション、インフラシステムソリューション、ビルソリューション、デジタルソリューション、電池事業で構成し、発電システム、電力流通、再生可能エネルギー、エネルギーマネジメント、公共インフラ・鉄道・産業向けシステムソリューション、ビルの省エネソリューション、官公庁・民間企業向けITソリューションなどの製品・サービスを提供。

2021年度に売上高2兆900億円、年平均成長率3.3%で23年度2兆2300億円を見込む。また営業利益率も5.1%から5.2%に伸ばす。

「デバイス」は、デバイス&ストレージソリューション事業で構成し、パワー半導体(シリコン、化合物)・光半導体・アナログ集積回路・データセンター向けの高容量ハードディスクドライブ(ニアラインHDD)、半導体製造装置などを提供。

21年度の売上高8700億円、メモリ転売分を除き3.3%の年平均成長率で、23年度に8800億円を見込む。また営業利益率は、21年度の7.1%から23年度には6.1%になる見込み。

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