日本電気制御機器工業会(NECA)の2021年度上期(4-9月)出荷統計も、出荷総額は21.8%増の3536億2900万円。2012年以降では4番目に大きな額で、2期連続の増加となった。また5大品目全てで前期を上回り、操作用スイッチ、検出用スイッチ、制御用リレーは2期連続、PLC/FAは7期ぶり、制御用専用機器は4期ぶりのプラスとなった。
国内向けは2035億9000万円。21.8%増、365億1000万円の大幅増となり、2018年度下期以来の2000億円突破となった。
品目別では、PLC/FAが20.6%増の734億3600万円で出荷額として最も多く、制御用専用機器が15.7%増の447億2000万円、制御用リレーが29.6%増の371億5300万円、検出用スイッチが23.6%増の336億9100万円、操作用スイッチが25.3%増の145億8700万円で、5大品目全てで二桁増となった。
輸出は1500億4000万円で25.1%増となり、前年同期比301億3000万円のプラスと、2期連続で増加。
品目別では、PLC/FAが21.6%増の516億2500万円、制御用リレーが33.6%増の492億4600万円、検出用スイッチが27.0%増の258億9600万円、操作用スイッチが19.9%増の77億1700万円。制御用専用機器だけ12.8%減の155億5700万円と前年割れとなった。
仕向地別では、中国を含むアジア・太平洋地域は25.2%増の969億8100万円、中国単体では22.0%増の365億5000万円。ヨーロッパは35.1%増の309億3500万円、北米は14.4%増の218億7500万円となった。