リンクスは、ドイツのモーションドライブユニットメーカーであるSynapticon(シナプティコン)社と総代理店契約を締結し、同社のモーションドライブユニット「SOMANET Circulo(ソマネットサーキュロ)」の提供を開始する。
同製品は、協働ロボットの関節軸を構成するモータ、減速機、サーボドライブ、エンコーダ2点、ブレーキ、セーフティ機能のうち、モータと減速機以外を一体化したモーションドライブユニット。協働ロボットの軸としてブラシレスDCモータと減速機と一緒に使うことで関節軸そのものにモーションドライブとセーフティ機能を付与できるようになる。従来のようにモーションドライブと安全機能を本体とは別のロボットコントローラに持たせる必要がなくなり、省配線になるほか、軸に対する耐荷重の向上、動作に対する反応性を高めることができる。産業用グレードのパフォーマンスを出すための出力や熱制御に優れ、安全機能はSIL3の安全基準を取得している。
同時にロボット開発環境ソフトウエア「Motorcortex Robot(モーターコーテックスロボット)」も発売する。開発環境はクラウド上で動作し、モータ制御、キネマティクスをロボットプログラム、HMI、稼働情報取得プログラムがすべてWEBブラウザを通じて、ノーコードまたはローコードで開発できる。ダイレクトティーチングや衝突検知のアプリケーションも実装可能。
対象ターゲットは、国内の主要ロボットメーカーをはじめ、ロボット開発スタートアップ、ロボットシステムインテグレータ、自前でロボットや生産設備を開発製造するエンドユーザーの生産技術部門など。