三菱電機は、情報技術総合研究所(神奈川県鎌倉市)に2020年に竣工したZEB(net Zero Energy Building)関連技術実証棟「SUSTIE(サスティエ)」の1年間の運用結果で、創エネルギー量が消費エネルギー量を上回り「ZEB」を達成した。
サスティエでは、新たに開発した事前計画型のZEB運用技術により、竣工直後の運用開始から最適運転を行うことで年間の一次エネルギー消費量の収支が基準値比で115%削減できた。
今回のビルは、6000平方メートル以上の中規模で、かつ太陽光パネルを建物上だけに設置した構成により、敷地面積に余裕がない都市部でも、快適で働きやすい環境を維持しながら、運用段階における『ZEB』を実現できることを示した。