エニイワイヤは、IO-Linkセンサを独自ネットワークであるAnyWireASLINK(エニイワイヤアズリンク)システムに接続させるリモート入力ユニット「IO-LinkマスタLinker(リンカ)」を、2022年度春の発売を目指し開発中である。
IO-Linkセンサは、制御システムとの間で各種データ交換を双方向で行える点だけを見ると、AnyWireASLINKと部分的に競合の位置付けになる。しかしながら、同社の得意とする超小型I/Oターミナルのバリエーションとして、2点のIO-Linkセンサを接続できるIO-Linkマスタをラインアップすることで、少点数多分散省配線として既に市場で一定の評価を得ている「AnyWireASLINK」のネットワーク上に、IO-Linkセンサを分散配置させることが可能になる。
IO-Linkとの共存により、二者択一ではない新たな選択肢を提案できるようになることは、市場に対する大きな訴求ポイントとなると同社は見ている。
また、CC-Link IE TSNなど、最新のオープンネットワークに対応できるブリッジの開発にも力を入れており、「IO-LinkマスタLinker」の市場投入により、「死角のないセンサネットワーク」としての立ち位置獲得を目指す。