オムロンは、電子部品や小型ワークなど微小なコードも読み取れるクラス最高精度の小型コードリーダー「V440-Fシリーズ」を発売した。
同製品は、500万画素の高精度カメラによって電子部品や電子基板、小さな部品等にマーキングされた極めて微小なコードを安定検出でき、Cマウントレンズを利用可能な産業用2次元コードリーダーでクラス最高精度を実現。筐体も幅40×奥行き61×高さ30ミリメートルの小型サイズで、製造現場に簡単に組み込むことができ、PoE対応で省配線が可能となっている。また微小コードの読み取りシステムの構築には専門的で難易度の高い画像処理設定が必要だが、同製品はブラウザベースのセンサ設定(WebLink)に対応し、簡単なセットアップで立ち上げ時間を短縮できる。
同製品を利用することにより、電子機器や自動車業界で使われる微小な電子部品や基板、ワーク等にマーキングされた2次元コードを、生産設備のインラインで精度良く読み取ることが可能になり、より正確な製造物の個体管理、トレーサビリティを実現。さらには、各部品のデータと生産設備の加工データを掛け合わせた分析も可能になり、より細かく生産プロセスを解析して改善につなげることで、品質向上やタクトタイムの短縮といった「攻めのトレーサビリティ」も可能になるとしている。
同製品は2022年1月26日から東京ビッグサイトで開催されるIIFESで展示される(ブース西ホール1-01)。