横河電機は、培養中の細胞を共焦点顕微鏡で高精細に撮像し、特定の細胞や細胞内成分のサンプリング工程を自動で正確に実行するSingle Cellome(シングル・セローム)システム「SS2000」を開発した。2022年2月から日本、米国、中国での販売を開始し、欧州他の地域でも順次販売していく予定。
SS2000は、共焦点顕微鏡技術によって細胞を生きた状態で、低ダメージに高速で撮像。高精細な3D画像を高感度で分析しながら、精密な位置決め技術を用いて、自動で正確にサンプリングできる。
設定条件から細胞や1細胞内の最適な領域を選択対象の範囲にある多数の細胞の画像解析を行い、細胞質の面積や核の大きさというように設定条件で分類。目的に合う細胞の選択とサンプリングのための位置を決定する。1細胞内においても、特定の部位の画像処理を行い、核からの距離というように設定した条件において、最適な領域を選択する。