
四半期の最高額 268億ドル 記録更新5期連続で増加
SEMIは、2021年第3四半期の世界半導体製造装置販売額をまとめ、半導体製造装置(新品)の世界総販売額が268億ドル(3兆2700億円)となった。前年同期比38%増となり、四半期の最高記録を更新。また5期連続で増加となった。
世界的に半導体不足が叫ばれるなか、世界中で半導体製造装置への設備投資が活発に行われ、2021年度第3四半期の総販売額は268億ドルとなった。国別市場としては、最も多かったのがファブ集積地である台湾で、前年同期比54%増の73億3000万ドル。前期比でも45%増となり、6四半期ぶりの1位となった。二番目に多かったのが中国の29%増の72億7000万ドルで高水準を維持。三番目が韓国で、32%増の55億8000万ドル。北米が67%増の22億9000万ドルと続き、日本は五番目の21億1000万ドルで、6%減少となった。
2021年1-9月までの累計では、中国が214億5000万ドルで最も多く、韓国の195億1000万ドル、台湾の180億8000万ドルと続く。日本は55億4000万ドルとなっている。