三菱電機の「低圧気中遮断器World Super AE VシリーズC-クラス」が、革新的な技術開発に対して贈られる米の「2021 R&D 100 Awards」を受賞した。
同製品は、業界初の電磁操作機構により、保守・省エネ性を向上・可動鉄心のテーパー構造と磁気ラッチ構造からなる高出力電磁石を操作機構に搭載することにより、業界で初めてモータ制御並みの駆動力を誇る「電磁操作機構」を実現した。
また、操作機構を従来のバネから電磁石に置き換えることで、操作機構の構成部品数を46%削減、メンテナンス項目を従来比30%削減などの保守作業時の効率化を実現している。
さらに、電磁石で遮断器を直接動作させることで、モータでバネを縮める工程が不要となり、回路の開閉操作時に必要な消費電力を88%削減して開閉操作時の省エネ性を向上した。
なお同製品は海外専用機種で、国内販売はしていない。