三菱電機は、社会インフラ、オフィスビル、工場などの制御システム向け「サイバーセキュリティーソリューションOTGUARD(オオティガード)」に、サイバー攻撃の検知・遮断に加え、警報信号を発信する「警報接点出力付きセキュリティースイッチ」を12月6日から追加発売した。
新製品は、L2スイッチとしての基本機能に加え、不正通信の検知・遮断、ホワイトリストに基づく正常な通信の透過、物理ポートアクセス制御等の多数のセキュリティー機能を搭載。送信元や宛先IPアドレス、パケット数等をリアルタイムに分析し、DoS攻撃やARPスプーフィング攻撃など、通常運用では発生しない不正通信のみを遮断することで、不正通信検知時もシステムを停止することなく継続運用が可能。
また、管理サーバーが不要な簡易なシステム構成で、低コスト化と導入容易化を実現。しかも、サイバー攻撃時の不正通信やL2スイッチのCPU異常、ポートの通信切断等の異常発生時に、管理サーバーを介さずに回転灯や既存の監視システム等での警報通知を行える。
そのほか、既存システムのL2スイッチを置き換えることで、既存システムを更新することなくセキュリティー機能が向上し、低コスト化と導入容易化を実現できる。