ASPINA(シナノケンシ)は、本社棟の建て替えと研究開発棟の新築を行う。
建物は鉄骨3階建て、延床総面積約1万5800平方メートル。2024年に主要スペースの利用を開始し、25年には全工事が完了する予定。
今回の計画では、働き方改革を背景に、研究者・技術者の創造性を発揮しやすい研究開発棟を目指して、ABW(Activity Based Working)の考え方を取り入れる。「どこでも働けるスタイル」実現へ、自席にこだわらずに目的に合わせて場所を選んで仕事ができる場や、コミュニケーションを図って自由に意見交換やプレゼンができる場、また、集中して考える仕事に没頭できるスペースなどを設ける。
さらに、太陽光パネルを2240平方メートル規模の新棟屋上エリアへ設置するほか、井戸水を使った熱交換システムで省エネルギー効果を図る。