皆様あけましておめでとうございます。2022年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
また、一昨年より続くコロナ渦においてお仕事で苦労されている方、継続して医療に携われている方、影響によるご病気に苦しんでいる方、心配事も多いと思いますが、一日も早いコロナの収束と経済の回復、健康面での改善へ向かわれることお祈り申し上げます。
さて日本の経済状況ですが、確実に復活の兆しが見え始めています。私共を取り巻く産業分野では物不足が続き、ご注文は頂けるが納入ができない状態が起こり納期調整に苦労されているお会社が多々あります。コロナ禍の影響による国内外の生産停滞と経済活動回復による需要拡大がバランスを崩していることが主な原因ではありますが、早急に正常な状態に戻すための活動を推進することが当工業会としても必要です。世界状況を見渡すと海外を中心に再びコロナ感染が増え始めており先行きの不透明感は拭えないものの、アフターコロナを見据えた取組みが必要と考えます。
日本電気制御機器工業会(NECA)の出荷額も2021年上期は3536億円(前年同期比123.2%)と大幅に伸び、好況であった2018年上期に迫る勢いとなりました。下期に入り、物不足による影響が年間数字にどの程度の影響を与えるのか懸念される状況ではありますが、上期の高い水準が維持できるものと予測しております。
一方、コロナ禍により世界は大きな変貌を遂げました。ニューノーマルが浸透しリモートワークをはじめとして働き方に関連する技術も従来と比較できないスピードで変化しています。我々製造業を取り巻く環境も激変し、サプライチェーンの強靱化やカーボンニュートラルへの対応、DXの取組み等が強く求められています。
アフターコロナの社会構造変化を見越して機敏に対応し、2022年は設定している当会の中期戦略「NECA将来ビジョン2025」の第2ステップの目標達成に向けた各施策を展開し強化する年と位置づけています。具体的には、継続して取組んでいるものづくりの将来像「5ZEROマニュファクチャリング」について、会員企業を軸とした実践のステージに移し推進して参ります。
「魅力度向上による自立的工業会基盤の確立」を目指して、会員提供価値拡大に向けた新規施策立案と実行を図ります。世界中で積極的に取り組まれている「SDGs」の目標と当会における活動を関連付け、より具体的な目標設定を行うことで推進を図って行きたいと考えております。
また、今年は東京ビックサイト西ホールで「IIFES 2022(オートメーションと計測の先端技術総合展)」を(一社)日本電機工業会、(一社)日本電気計測器工業会及び当会の共催で開催します。
「MONODZUKURIという「底力」を未来へ」をテーマに2022年1月26日(水)から3日間開催のリアル展示会と、同日から1カ月の期間で開催するオンラインのハイブリッド形式で行います。是非、ご期待下さい。
日本の経済活動の復活が期待される中、関連団体・企業の皆様と共にアフターコロナを見据えた製造業、電気制御機器の発展に貢献していく所存です。引続き、当会の活動にご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
最後になりますが、今年一年が皆様にとって、又日本の経済産業界にとって素晴らしい年となりますことを祈念いたしまして新年のご挨拶とさせて頂きます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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