2021年は、半導体製造装置や工作機械、ロボットなどが好調で驚くほどの注文が入った。通期売り上げを690億円、営業利益率13.3%に上方修正し、過去最高の売上高、利益となる見込みだ。原材料の高騰、部品不足、輸送費の高騰等があるなかで利益を出すことができ、これを来期からスタートする中期経営計画につなげていく。
中期経営計画では、いま以上の利益体質を目指して「ソフト開発力」の強化を進める。昨年、国内営業部門を分社化し、IDECセールスサポートで販売代理店をサポートする体制を構築した。今後、ソリューション提案を行う技術営業を本社に設置する予定。標準品の販売は代理店におまかせし、技術営業はお客様と一緒にHMI、セーフティ等のシステムソリューションを提案し、成果につなげていく。これからは製品単体を販売していくだけでは勝ち残っていけない。エレベータや農機・建機などの特殊車両、ロボットといった各業界のリーディングカンパニーに密着して、技術営業を中心にソリューション提案を進め、付加価値を高めていく。
アルプスアルパインとの協業では、アルプスアルパインは車載やセンシングなどの技術を持ち、ソフト開発力も強い。FA・制御に応用できる技術も多く、22年度末に第1弾製品が出る予定だ。スキューズの買収も同様で、食品分野に強いスキューズと当社の生産技術が融合してソフト開発力の強化につながっている。実績としてコンビニ向け食品の包装装置が完成し、すでに導入が始まっている。
APEMとのシナジーを強化するため、北米の拠点再編を進めている。最適な体制づくりに向け、3年以内の完全統合を目指す。
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