【FA製造業界2022トップインタビュー】開発、生産でグループ協業 光洋電子工業 森 豊 代表取締役社長

2022年3月期の売り上げは、前年度比111%の見通しだが、上振れにより、コロナ前の19年の売上を超える可能性もある。昨年前半は、自動車関連が好調に推移し、後半も部品確保に向けた取り組みが売り上げに結び付いている。もっとも、部品不足と価格アップ、輸送費の上昇に加え、輸送便の確保にも苦労するなど取り巻く環境は依然として厳しい状況が続いている。なかでも最大の影響は、米国の対中国追加関税により原価が大幅にアップすることだ。

コロナ禍も2年近く経過し、テレワーク、ペーパレス化など、新しい働き方が定着してきた。現在30~50%がテレワークを利用しており、業務の効率化に加えてコスト削減にも寄与している。

22年は、21年レベルの売り上げを計画したい。昨年4月から北米向け商品の開発強化を目的にジェイテクトとの協業を開始した。今年はJTEKTグループとの連携強化として、開発・製造で協業をさらに進める。当社の大泉工場は自動車部品生産を中心とし、FA機器の生産にジェイテクトの刈谷工場を使わせてもらうことで生産効率の向上とともに、北米向け製品の追加関税の負担軽減にもつながる。また、JTEKTグループの工場の生産見える化設備提案も引き続き取り組む。

さらに、ASEAN地区戦略としてまだ大手メーカーの手が伸びていないニッチな領域をターゲットに、現地代理店と連携しトップセールスを展開する。DXなどの活用で情報提供し、代理店を支援していく。ロータリエンコーダはネックとなる部品の内製化を進め、即納体制の再スタートが出来た。今後も「地産地消」の方針でサプライチェーンの短縮を進めていく。

昨年はWeb展示会を4回開催し、12月にはお客様からの技術的なご相談にお応えする「FAなんでも相談室」を開設した。困りごとの解決手段として是非活用して頂きたい。

https://www.koyoele.co.jp/jp/


【完全版】オートメーション新聞2022新年FA特集号を無料プレゼント

三菱電機やアズビル、安川電機など主要FAメーカートップ59社の2022年の見通しや、FA製造業界の主要業界団体の2022年年頭所感、2022年の機械・電機業界の見通しなどを掲載したオートメーション新聞2022新年FA特集号を無料プレゼントしています。

ご希望の方は、下の「無料お試しPDF申込み」からお申し込みください

オートメーション新聞では、新聞本紙+PDF提供による年間購読(1万9500円)を受け付けています。また無料で一部ページのみご覧いただけるお試しPDF版サービスも提供しています。この機会にぜひお申し込み下さい。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています
>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG