2021年度のモーションコントロール事業は、受注が絶好調な状況が続いている。ロボット、半導体・液晶、金属加工、工作機械、電子部品、包装機を成長分野と位置付けて重点的に取り組み、これらの市場が圧倒的に伸びたことで需要も拡大した。特に半導体製造装置は、国内外で需要を牽引した。欧米は半導体と工作機械の受注が強く、中国、韓国、台湾、ASEANも堅調で、全世界的に好調に推移している。
装置や産業用ロボットなどで構成されたセルのデータをリアルタイム・時系列に同期して統合的に制御できるコントローラ「YRM-X(テン)」と、ACサーボドライブ「Σ-X(テン)シリーズ」の、i3-Mechatronicsを実現する新製品を発売した。Σ-Xは小容量から発売し、順次拡大しており、22年度期初には大容量の製品を発売する予定だ。i3-Mechatronicsの実証工場である埼玉県入間市の安川ソリューションファクトリでは、両製品を使ってコンセプトの「integrated(統合的)」の機器・装置同士をつなげて自動化することが完了し、情報を吸い上げて有効なデータの解析を行う「intelligent(知能的)」の段階まで進んできた。これからフィードバックから改善「innovative(革新的)」へとつなげていく。
安川テクノロジーセンタが完成し21年9月から本格稼働を開始した。各事業部の開発者がワンフロアに集まり、事業部間の融合を進めている。ロボットとモーションの開発者のコミュニケーションが活発になっており、早く製品や成果物が出せるようにしたい。
22年は、成長6市場への注力は継続し、市場の伸び以上の成長を目指す。部品確保を行い、しっかりと製品を作り、お客さまにお届けすることを最優先テーマとして進めていく。
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