2022年3月期の売り上げは、前年度比で10%以上の伸びとなり、計画比でも5~10%増で推移している。半導体製造関連は世の中の需要増と半導体入手難により受注が先行している。電動化に向かう自動車関連や遠隔医療の病院向けなどは、DXへの期待感が高いが対応が追いついていない。セキュリティ関連は、リモートワークやスモールオフィス化などで投資が減少気味である。
「最先端の技術で社会に貢献する」をモットーとする研究開発型製造業の企業として、スマート社会の実現に向けて必要な体制づくりと設備投資を進めている。22年4月から組織変更を行い、事業部制から職能別に変更し、技術本部と営業本部に分け、それぞれのリソースを一元管理し効率よく使えるようにする。お客様に届ける技術はDXにおけるキーテクノロジーのAI、IoT等の活用に切り替わり、業界問わず似通ってきている。当社に対するニーズもスマート社会に必要な技術を搭載した製品・ソリューションになってきており、それをどのお客様にも満遍なく適用できるようにするのが目的だ。また、23年4月までに本社工場を建て直して、ITを活用した効率的で機動的な、働きやすい職場環境にする計画を進めている。
恒例の「CECプライベート展」も10月から約2カ月間開催し、リアルとオンラインで約850人に参加いただいた。DXに長く取り組み続けてきた当社の特長を強く打ち出したことで、より多くのお客様に当社を知っていただけたように思う。プライベート展でも「CECのDX戦略」をテーマに新製品・新技術を披露したが、今後ネットワークビジネスが広がる中で、遠隔監視、セキュリティなど商品系や受託開発の組込み系はクラウドサービスやAI技術を載せることで新たな付加価値を高めていく。人と接する部分や現場を合理化・最適化するものが当社の強みで、エッジ領域を中心に取り組む。
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