製造業の先行きは、まだ混沌としている。人口減少や少子高齢化による労働力不足や国内市場の縮小の中、自動化・省人化ニーズは今までにない高まりを見せているにもかかわらず、コロナ禍の混乱が収まらぬうちに半導体不足も重なり、未来はなかなか見通せない。
そんな中、当社は21年も着実に歩みを重ねた。企業コンソーシアム「Team Cross FA(TXFA)」の象徴であるデジタルファクトリー「ロボコム・アンド・エフエイコム南相馬工場」のシステム設計・開発を担当し、無事6月末に開所。ショールームの「スマラボ南相馬」と合わせて数多くの見学者を迎えている。一方で複雑化、多様化、大規模化する顧客ニーズに対応するため、7、10月に組織改編を断行。業務効率化と高付加価値化の両面からデジタル化の推進を担うDX推進・業務改革室や、オーダーごとのプロジェクトマネジメントを先導するPM部の創設などで組織力の強化を図った。
22年も挑戦の姿勢は変わらない。2年に1度の世界最大級ロボット・トレードショー「国際ロボット展」(3月)では、複数の企業ブースでデモ機システムの設計・開発を担当。経済産業省の主導で進む「ロボットを導入しやすくする環境(ロボットフレンドリーな環境、ロボフレ)」づくりの取り組みには食品製造の分野で参画しており、革新的な仕組みづくりに知恵をしぼっていく。ニーズの高まりとともに案件も増えている物流倉庫関連でも、国の協議会に新設されたチームの一員として尽力するつもりだ。
当社は企業理念の中で、最高の技術を探究し、顧客の夢を実現して優れた価値を提供することで、豊かな社会の実現に貢献することをうたっている。22年も、顧客の期待を上回る製品やサービスを提供し、よりよい未来に貢献していきたい。
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