2021年は当社にとって積み重ねた装置製作の実績と、柔軟な組織の対応が実を結んだ年となった。産業用ロボットを組み込んだシステムは、単純な人件費と比較した”表面上のコスト”がネックになり、人手不足が深刻な業界でさえ導入は進んでいない。
当社は創業から31年間の製造実績1万台を超える過去実績をデータベース化、使用頻度の高い部品を共通化し、納期的・価格的なメリット提供を実現する計画を開始した。他にも製造業DXを推進する立場として最新ツールの導入だけではなく、柔軟な組織変更とT型エンジニア育成を目的としたOJTによりDX人材を社内で確保し、属人的な業務の標準化、システム化を積極的に推進している。
またオンライン対応が求められる現代だからこそ、すべてオンラインだけで完結させるのではなく、地域未来牽引企業として近隣の企業と連携した製造ラインの自動化に関するセミナーの企画や、関東地域のSIer企業との連帯強化活動を精力的に行った。
7月にModis㈱と業務提携、9月に㈱ネクスティエレクトロニクスと資本業務提携し、当社の強みである組み合わせ技術や最新技術を取り入れる姿勢を広く活かす取り組みを開始している。11月には本社所在地の茨城県に開所した「LABOLABO(ラボラボ)」が、産業用ロボットを使用した成立性検証、教育機会の提供によるエンジニア育成、部品単位での最適化支援など複数の目的を持った施設として稼働中だ。
22年には最新技術を用いたデモ機の展示を構想している。スマートファクトリー構築を一気通貫で実現するコンソーシアム「Team Cross FA」の装置製造を担う企業として、あらゆる業界のお客様との関わりで得た知見と最新技術の組み合わせにより、世界No.1のファクトリーイノベーターを目指す。
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