【FA製造業界2022トップインタビュー】最高のエンジニアリングを ロボコム 金谷 智昭 取締役

当社はロボットSIerの1級建築士として、ロボットシステム導入に係る要件定義・構想設計・ラインシミュレーション・コンサルティングを専門に行う日本唯一のエンジニアリング会社である。

ロボットシステム導入に於ける水平分業を目指し、経済産業省が提唱するロボットシステム導入プロセス標準『RIPS』に基づいた共通言語を活用して、各地の専門メーカーに製造を委託できる中立な立場を目指し、「エンジニアファーストによる 最高のものづくり 最高のエンジニアリング」というビジョンを掲げ、ロボット工業会、SIer協会、関係省庁、地方自治体との連携も強化し、SIerの地位向上を目指している。

2021年6月に福島県南相馬市に当社子会社であるロボコム・アンド・エフエイコム南相馬工場が稼働開始した。展示場も併設した本工場の注目度は高く、開所半年で2000人以上の来場と数多くの新工場案件やロボット商談を頂いている。

これからのロボットシステムはお客様に合わせて一品一様でシステム開発する注文住宅のような方式から、パッケージ化により建売住宅のような方式に変換させていくべきだ。これにより、低価格化を実現し、中小企業への導入障壁を下げ、普及に貢献していきたい。

新工場を建設する際も、半完成品をベースにした製造工程の提案により、より安価で短納期に製造ラインの構築が可能になる。日本の製造業においては製品開発だけではなく、設備開発についてもリードタイムの短縮化が求められており、当社は工場グランドデザインから工程設計、構想設計をリードし日本の製造業の発展に貢献していきたい。

22年度も次世代デジタルファクトリーを構築するコンソーシアム「Team Cross FA」幹事企業の中の「構想設計」専門企業として、グループ各社と連携しながら日本品質を世界に発信していきたい。

https://robotcom.jp/


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