2021年度は、市場が回復傾向にあり、売り上げは前年比微増を見込んでいる。特に盤製造のデジタル化は盤メーカーにとって関心が高く、盤設計・製造効率化のソリューション導入が活発化している。昨年は、盤製造のDXを推進するウェビナーを開催し、多くのユーザーに視聴いただいた。また、国内で展開しているほとんどの電線加工機メーカーとのアライアンス関係を作り顧客への提案導入の拡大ができた。
電気設計CAD「ECAD DCX」では設計から製造までのバリューチェーン構築のため、設計データの正規化を推進する。それを支援する制御部品ライブラリを230万点登録した。ユーザーの使用頻度も増加し、登録リクエストも増えている。制御盤製造ソリューション「WIRE CAM DX」でも同ライブラリが使用可能となり、大幅な生産性向上に貢献している。WIRE CAM DXの販売も順調に推移し、機能の充実と導入しやすい価格などが顧客に評価され、大手企業でも導入実績が増加してきている。
また、盤製造DX推進パートナー会を発足した。ECADとWIRE CAM DXからなるソリューションとデータ連携できる、電線加工機メーカー、チューブマーカー印刷機メーカー、インテグレーションベンダー10社が参加し、盤内配線の測長と電材加工、チューブ印刷、器具取付および配線ナビゲーションまでをIT化して盤製造現場のデジタル化を支援する。
導入により人手不足の解消とコストダウン効果が期待できる。
盤製造分野の電気設計では汎用CADで図面を作成している企業も多く、22年はECADの便利さを多くの方が体験できる仕組みと製品の提供、運用に至るまでのガイドの強化を図る。盤の設計から製造までのミスの削減とリードタイムの短縮を目指し生産性向上に向けた支援を行っていく。
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