第50期にあたる2022年4月期の業績は、産機事業を中心に好調に推移しており、売り上げ、営業利益とも、前年度比110%ぐらいになりそうだ。産機事業は、半導体関連向けを含め堅調に拡大しているが、部材の入手難や価格高騰が著しいことから、納期遅れと生産のコストアップが課題になっている。また、SSRやセンサーなども全般的に好調な売り上げになっている。
一方、環境事業は、コロナの感染拡大に伴う景気悪化により投資意欲が低下した影響を受け厳しい。電子ブレーカは競争が激しくなっているなかで、新規販路開拓を進めた。今後はより幅広い分野への提案活動を進めるとともに、高圧関連への提案と新規開拓活動を強めることで売り上げアップを狙う。
21年からパワーモジュール市場に参入し、第1弾としてサイリスタモジュール「PWAシリーズ」の販売を開始した。独自の4段端子構造で、接続アングルによって様々な回路に対応できるのが大きな特徴。また、放熱特性を考慮した構造により、接合、及び保存温度はマイナス40~プラス125℃まで対応可能になっている。今後ラインナップを強化しながら拡販を進める。
22年の景気は、半導体を含め、5G関連や電子・電気を中心に明るいとみている。産機ではパワーモジュールの拡販を継続して取り組むとともに、コロナ禍で停滞した海外市場に注力する。
環境も高圧関連のリニューアル案件の取り込み結果が出る時期であり期待している。同時に大手ユーザーの開拓も進める。
当社は1972年5月の設立から今年で50周年を迎える。50周年の記念ロゴを作成したが、これまでのお引き立てに感謝するとともに、今年を次の50年に向けた飛躍の年にしたい。
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