東芝デジタルソリューションズは、MR技術と3D CADデータを使ってフィジカル空間の実物にバーチャル空間の3Dモデルを重ね合わせて表示する製造現場の3D CADデータ活用ソリューション「Meister MR Link」を発売した。従来、紙図面で行っていた設計と実物の差異や品質の確認作業をMR技術を活用してタブレット上で3Dモデルと実物を簡単に見比べながら行うことが可能になる。
MRの利用には専用の機器や環境整備が必要だったが、同ソリューションは、市販の汎用タブレット端末で、手軽に、すぐに、安くMRを導入できることを目指して開発。既存の3D CADデータをMR用の3Dモデルデータに変換し、手軽に現場に持ち込むことが可能。データ変換ツールとタブレットアプリケーションの2つで構成し、実績登録や付箋など製造業に特化した標準機能を搭載し、市販の汎用タブレット端末で手軽にMR技術を活用できる。
サブスプリクションサービス(月額固定料金)で提供し、少ない初期投資で利用開始できる。