富士電機は、システム事業拡大に向けて、東京工場(東京都日野市)に「プラントシステム棟」を建設した。新棟の完成でプラントシステムの品質向上を図るとともに、設計から試験までのリードタイムを最大4割削減し、グローバルでの競争力を高める。
建物は地上2階建て、床延べ面積約1万3030平方メートル。
今回新たに、現地再現性を高めた検証システムを充実させた。顧客のプラントをシステム上で再現し検証を行ったり、同社の複数の生産拠点で製造する製品をネットワークで遠隔接続し組み合わせた試験を行う。これにより、工場出荷時のシステム完成度を高め、顧客のプラントの早期立ち上げ・稼働に貢献。
また、顧客とのコミュニケーションエリアを設け、プラントシステムを構成する製品、ソフトウエアやソリューションを、実際の製品や大画面モニタで紹介できる。