オプテックス・エフエー(京都市下京区)は、業界で初めてセンサ本体で受光波形をモニタ表示できる有機EL搭載のオールインワン型レーザ変位センサ「CD2Hシリーズ」を、1月から発売した。
標準価格9万8000円。
新製品は、センサ本体に有機ELディスプレイを搭載し受光波形のモニタ表示を実現した。これにより受光状態を現場で簡単に確認でき、最適な設置角度や感度調整が短時間で行える。
しかも、測定値の表示も3種類から選択が可能で、内部温度や動作時間など多彩な表示ができ、表示言語は7言語に対応している。
さらに、ハイエンドクラスの変位センサ向けに独自開発した超高感度イメージセンサ「ATMOS」を採用することで、幅広い材質において安定した測定を実現しており、サンプリング周期が133.3μs(従来比3.8倍高速)、分解能が0.1μm(30ミリメートルタイプ)など、クラス最高性能を実現している。
また、測定範囲は10/20/350/500/1000ミリメートルと距離別に5種類をラインアップし、原反の巻き径や積載量測定など測定範囲を長くしたい用途に対応するとともに、ワークが多品種の場合でも段取り替えの手間を省くことができる
そのほか、デジタル信号で上位のネットワークに接続する通信技術「IO-Link」に対応しており、センサレベルで生産現場の各種データ交換が行えるようになり、スマート工場化に貢献する。