測量事業を中心に、レーザーマーキング事業も展開するアライ(福島県会津若松市)は、2021年12月1日付で佐藤忠彦取締役・測量事業部長が、代表取締役社長に就任した。
佐藤新社長は1992年4月同社入社。測量事業部門に従事しながら測量分野の新たな可能性を探る一方、新規事業の開拓に取り組んできた。17年9月取締役就任。福島県会津美里町出身。56歳。
佐藤新社長は「測量とは一般的に平面の点や位置情報を取得し、図面や地図に反映させる業務だが、これからは深い森林地帯や水の中の地形など、人が行けない場所に対する測量分野の開拓を進めたい。その一歩として、仮想現実空間需要といういわゆるメタバース分野にも測量技術の応用の可能性を探り、挑戦したい。恐らく測量技術も新たな宇宙物理学の開眼と共に、新しいビジネスモデルの誕生もあり得ることから、積極的な技術革新を進める。
また、当社のレーザーマーキング技術を生かして、さらなる新規事業開拓に取り組む。特にレーザーマーキング分野では、3Dプリンターとレーザーマーキング技術の組み合わせによる新しいビジネスモデルの展開を図る。測量技術をベースに限りなくIT技術とのマッチングを図り、新たな発想でビジネス展開を模索していきたい」と就任の抱負を語っている。