【FA製造業2022トップインタビュー】エッジ部分の見える化提案 鳥居電業 齊藤 修 代表取締役社長

2022年3月期の売り上げは、前年度比115%ぐらいになりそうだ。ここ数年で最も売り上げが多かった18年度を超えるペースで推移し、受注は同1.5倍、受注残は同3倍になっている。半導体製造関連向けが好調なのに加え、当社の強みであるメディカル関係向けも、19、20年とコロナ禍の影響で落ち込んでいたが、21年はその落ち込み分をリカバリーすることができた。また、開拓途上であるが、自動車部品関連市場へのアプローチも継続して取り組んでおり、徐々に成果が見え始めている。

来期は、前年度比120%ぐらいの売り上げを考えているが、現在の受注状況化から見るともっと増える可能性が高い。今年はIoTに加え、カーボンニュートラルの動きに対応した取り組みを強める。このところ重工業メーカーを中心に、水素やアンモニア等のグリーンエネルギーに対応するインフラ投資を積極的に行う方針を示している。二酸化炭素の排出量を減らすために、SCADAを活用した設備の見える化を進めようとしていることから、お客様の制御規模に合わせた最適な機能とコストのシステム提案を行っていきたい。とくに、制御のエッジ部分の見える化を実現するメーカーの扱いを進めてきたことが、ここに来てようやくビジネスチャンスになろうとしている。1月26日からのIIFESでもこの取り組みを展示する。今後も、お客様の困りごとを解決するために、「モノ売りからコト売り」の姿勢を強めていく。

昨年、子会社の高砂電気商事の社名を「高砂オートメーション」に変更し、オートメーション機器商社のイメージを強調した。また、国内市場の開拓にリソースを集中するために中国・上海の現地法人を今年2月で閉鎖する。

今年は、メディカル分野をメインエンジンにしながら、半導体製造装置をターボチャージャーにして加速していきたい。

https://www.tois.co.jp/


【完全版】オートメーション新聞2022新年FA特集号を無料プレゼント

三菱電機やアズビル、安川電機など主要FAメーカートップ59社の2022年の見通しや、FA製造業界の主要業界団体の2022年年頭所感、2022年の機械・電機業界の見通しなどを掲載したオートメーション新聞2022新年FA特集号を無料プレゼントしています。

ご希望の方は、下の「無料お試しPDF申込み」からお申し込みください

オートメーション新聞では、新聞本紙+PDF提供による年間購読(1万9500円)を受け付けています。また無料で一部ページのみご覧いただけるお試しPDF版サービスも提供しています。この機会にぜひお申し込み下さい。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています
>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG