2021年度業績は、新型コロナウイルス感染症の影響や半導体不足による製品供給問題で厳しい状況が続き、売上高1070億円、営業利益は前年度比34.7%増の36億円、純利益は3.5%増の24億円を見込んでいる。
FAシステムは設備投資抑制と製品供給問題により回復が鈍い。ビル設備は情報通信事業者向け電源設備が堅調に推移し、低温機器も好調なスーパー等の需要により堅調だが、空調機器は、オフィス・飲食業等の需要が低調。インフラは、コロナ禍で鉄道事業者の設備投資が見直されるケースも多い。情通・デバイスは、半導体・デバイスが世界的な需要好調により大幅伸長。情報通信分野は、画像・映像機器が製品供給問題の影響で苦戦している。
「カナデンDX」に本格的に取り組み、11月に「製品サイト」をオープン。取り扱い企業220社の製品情報の掲載を開始したところ反響が大きく、1カ月でこれまでの1年分と同じ問い合わせ数を獲得できた。重要なのは、これをいかにビジネスにつなげていくか。それに向けてインサイドセールスの体制準備を進めている。またSFA(営業支援システム)を導入し、商談状況の見える化を進め、組織営業の強化を図っている。
22年は、労働力不足による自動化やカーボンニュートラルなど当社が得意とする領域が旺盛になると想定している。自動化ビジネスは配膳ロボットなどのサービスロボットにも取り組み、このほかZEB、太陽光など再生可能エネルギー関連ビジネス、医療・介護ビジネスにも力を入れる。
エレクトロニクスソリューションズ・カンパニーとしてお客様の課題解決に貢献し、持続的に成長を続ける企業となるべく、カナデンDXを強力に推し進め、ビジネスモデルの変革を行い、業績も確実な成長軌道を目指す。
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