2022年3月期の上期売り上げは、前年同期比120.1%の122.3億円、経常利益は同112.5%の10.6億円となっている。21年11、12月も売り上げをキープできており、このままの状況で行けば通期の売り上げは240億円が達成できると思う。しかし、国内外のコロナの動向、製品の調達難などを懸念し、投資を控えようという話も出始めている。
品不足の影響が拡大する中で当社は、20年11月に中部物流センター(愛知県小牧市)を開設し、南大阪物流センター(大阪府堺市)との2拠点体制にしていたことで、SCM(サプライチェーン)対応がタイミングよくできた。以前から流通在庫の管理は細かな調整をしながら強化してきている。昨年も南大阪物流センターから中部物流センターへストック置き場を移管し、余裕のできた南大阪物流センターではレイアウト変更により、在庫保有能力を約1.5倍に増強した。また、コンベアによる自動仕分けシステムの導入などにより、作業効率を飛躍的に向上させている。
現在の品不足の局面に対し、数十年単位で積み上げてきた当社の在庫管理への取り組みが、お客様からの問い合わせの増加に繋がっている。当社が、市場への安定供給と言うSCM全体の中でのBCP機能を果たせるよう、今後もプライドを持って物流力を磨いていきたい。
長期の経営テーマに「顧客感動」を掲げているが、その実現に向けたサブテーマに今年は「徳道思想」で取り組む。コロナで心理的に疲弊しネガティブになりがちであるが、昨年の「徳目追求」を深化させ、「徳」が会社を構成する社員一人ひとりの本当の意味で血肉となる領域に踏み込もうというもの。
21年に初めて取得した「健康経営優良法人」の認定を22年も取得し、社員の健康的に働く環境づくりを継続的に進めていく。
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