日本電気制御機器工業会(NECA)の出荷統計によると、2021年度第3四半期の出荷総額は、前年同期比16.8%増の1822億円。20年度第3四半期から4期連続の100%超えとなった。またコロナ禍前の19年度と比べても183億円増となった。
品目別では、5大品目(操作用スイッチ、検出用スイッチ、制御用リレー、PLC/FA、制御用専用機器)すべてで前年同期比で100%超え。19年度との比較でも上回った。操作用スイッチは28.7%増の118億6900万円、検出用スイッチは19.6%増の303億2200万円、制御用リレーは19.1%増の448億2000万円、PLC/FAは12.3%増の613億200万円、制御用専用機器は15.9%増の338億9000万円となった。
仕向地別では、国内・輸出ともに好調。国内が19.8%増の1078億500万円、輸出が12.6%増の743億9800万円となった。輸出比率は40.8%で全地域で好調だが、特に欧州が21.1%増の158億7300万円と高い伸びを示した。アジア・太平洋地域は13.1%増の471億5300万円、うち中国は12.2%増の183億2900万円。北米は2.6%増にとどまる112億9300万円だった。