横河電機は、「OpreX Control and Safety System」のラインアップとして、同社のクラウドプラットフォームであるYokogawa Cloudを介して提供できる「統合情報サーバR1.02」を開発し、3月から発売する。
「統合情報サーバ」は、顧客が所有する、各プラントの操業に関するあらゆる設備やシステムのデータを統合し、生産活動全体にとって最適な情報の管理を支援するとともに、リモートオペレーションの環境を提供することで作業の場所を選ばない効率的なプラント操業を支援するもの。
今回、従来のオンプレミス環境でのシステム構成に加え、統合情報サーバのクラウド上での動作を実現した。顧客は統合情報サーバを、Yokogawa Cloud とソフトウエアライセンス、および保守をセットとして利用することが可能。
また、Yokogawa Cloudと一緒に活用することで、強固なセキュリティ環境を担保する。
これにより、プラントに設置されるPCなどのハードウエアを削減することができ、ハードウエアの設置に関わる設計や構築作業が不要になり、プロジェクトの迅速な立ち上げに貢献する。しかも、ハードウエアを購入せずに立ち上げることが可能なため、初期導入コストが削減できる。
さらに、ハードウエアが削減されたことによる保守作業も低減でき、サーバ容量の増設などもクラウド上で可能になるため、運用時の環境の変更にも迅速に対応できるなど、安全で効率的な運用ができる。
価格はクラウドとの利用で120万円から/年間(保守費込み)。販売目標は年間100ライセンス(海外含む)。