河村電器産業(愛知県瀬戸市)は、2月から国内で7番目の工場として「郡山工場(仮)」(福島県郡山市上伊豆島1)の建設に着工した。竣工は2024年4月の予定。
敷地面積は3万9004平方メートル、延べ床面積2万6006平方メートルの規模で、工場棟、付属工場棟、厚生棟の3棟で構成。DX(デジタルトランスフォーメーション)を取り入れ、製品の進捗状況だけでなく、部材の加工状況などをリアルタイムに把握することで、部材納入から完成までの生産ラインの効率化を実現。
また、厚生棟には1階に約100人まで収容可能な会議室、2階に約120人まで喫食可能な食堂を完備。24年4月の操業までに120人程度の採用を計画し、その後、段階的に増員し、将来的には240人程度を採用する予定。産業用配電盤、およびキュービクルを生産し、30年には生産高は約100億円を計画している。