オプテックスグループの2021年12月期連結決算は、売上高が前期比31.6%増の458億6600万円、営業利益が同120.7%増の46億3000万円、経常利益が同135.7%増の51億3000万円、当期純利益が同169.7%増の37億6200万円と過去最高の売上高と経常利益になった。
事業別では、オプテックスのSS(防犯・自動ドア)事業が同15.9%増の201億6400万円、オプテックス・エフエーのFA事業が同32.9%増の97億1100万円、シーシーエスのMVL(マシンビジョン照明)事業が同23.8%増の113億6400万円、今期から連結に加わったIPC(産業用コンピュータ)のサンリツオートメイションが33億3400万円、生産受託のEMS事業が同60.5%増の7億5600万円。
FA事業は、国内で食品業界向け、および電子・半導体関連投資向けの販売が好調に推移。欧州向けも提携しているジック社向け変位センサの販売が伸長した。また、アジアでは中国で半導体・電子部品・2次電池などの旺盛な設備投資需要で変位センサなどの販売が大きく伸びた。
MVL事業は、国内で半導体・電子・電機関連、北米で医療業界と半導体関連、中国で半導体関連、欧州でフランスの販売会社の売り上げが伸長した。オプテックス・エフエー、シーシーエス、サンリツオートメイションの3社を合わせたIA事業の売上高は同48.0%増の244億900万円、営業利益は同148.6%増の27億円。
22年12月期は、新たにミツテックが連結に加わることなどから、売上高が前期比15.6%増の530億円、営業利益が同29.6%増の60億円、経常利益が同18.9%増の61億円、当期純利益が同22.3%増の46億円を予想している。