エプソンは、産業用スカラロボットの新製品となる高速・高精度の「GX8/GX4」、省スペース・コストパフォーマンス性の「T6-B/T3-B」と、6軸ロボット「C12」を発売開始した。
「GX8/GX4」は、アームに超小型ジャイロセンサを搭載し、動作中に生じるアームの振動を抑え、高速移動でも指定ポイントでピタッと止まる正確な制動能力を搭載。力覚センサシステムにも対応し、高速性が求められる搬送作業に加え、人手に頼っていたねじ締めや押し圧検査などの精度が求められる難作業にも対応可能。振動や制定時間を気にせず、高速稼働が必要なケースでは、ブーストモードによって現行機よりサイクルタイムを20%向上することができる。またバッテリ不要のモータを採用し、バッテリ交換が不要。交換によるダウンタイムや破棄の手間を減らすこともできる。
「T6-B/T3-B」は、コントローラー一体型のコンパクトさと100V電力稼働の省エネ・省電力性を兼ね備え、スペースが限られた場所での単純な箱詰め梱包やバラ積み作業などに最適となっている。
「C12」は、高速・高精度で稼働する「Cシリーズ」の最大可搬質量(負荷)12キログラム、アーム長1400ミリメートルモデルとなる。外装塗装や大型品の組立作業などに適している。
価格は、GX8が156万5000円~、GX4が112万5000円~。T6-Bが89万4000円~、T3-Bが72万円~。C12は277万6000円~となっている。