アズビルは、国際環境非営利団体CDPから、「サプライヤー・エンゲージメント評価」で最高の「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」に選定された。
これは、昨年12月の「気候変動」のAリスト認定、「水セキュリティ」におけるA-(マイナス)評価に続くもの。「サプライヤー・エンゲージメント評価」は、気候変動課題の解決に対して、企業がどのように効果的にサプライヤーと協働しているかを、ガバナンス、目標、サプライチェーン全体のGHG排出量(スコープ3)、バリューチェーンエンゲージメントの観点から評価。
同社は、独自のSDGs目標の一つとして、国際的イニシアチブ(SBTi)認定のGHG排出量を、17年基準で20%削減する目標を掲げている。
また、気候変動への対応としては、環境統合型経営の考えの下、自社のシステム・機器を活用した省エネ施策の推進など、さまざまな地球温暖化対策に取り組み、同じくSBTi認定による1.5度目標の設定や、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」の提言に沿ったガバナンス、戦略、リスク管理、指標と目標の開示を行っている。さらに、Azbilグループならではの取り組みとして、オートメーションにかかわる製品・サービス・ソリューションの提供を通じて、顧客の現場におけるCO2削減を30年には年間340万トン を目指している。
なお、21年は、サプライチェーン全体での気候変動への取り組みが優れた企業として、評価対象のグローバル約6300社のうち上位8%、日本企業105社を含む500社超が最高評価に選定された。