ゼブラ・テクノロジーズは、2022年のテクノロジーと自動化のトレンド予測を行い、ロボット導入など自動化検討しない企業はリスクに見舞われると警告した。
コボット(協働ロボット)、ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)、自律走行搬送ロボット(AMR)、マイクロ・フルフィルメントセンター(小規模物流拠点)は今後5年間で爆発的に成長し、デジタル情報システムやモバイルテクノロジーと並んで業務の根幹をなすものになる見通し。ロボットを導入し、労働力の増強を検討しない企業は、成長を阻害されるリスクに直面するとし、企業は場合によっては1~2日で最新のロボティクス自動化ソリューションの柔軟性と拡張性を活用することができる状態にあり、その実現のためにも専門知識を持つソリューションプロバイダーやシステムインテグレータなど、信頼できる専門家からのアドバイスが必要であるとした。
また、産業オートメーションも成長が見込まれ、マシンビジョンや固定式の産業用スキャン、RFID、リアルタイム位置情報システムが2022年に再び注目を浴びる可能性を示唆。クラウド連携のRFID API、ハンドヘルド型RFIDスレッドや読み取り機、手頃な価格のRFIDタグやラベルの導入によって、あらゆる規模の企業がRFIDを活用して業務の可視性、在庫管理、プロセスの実行をたやすく改善できるようになる。
小売業者、接客サービス業者、流通業者、さらには病院管理者までが、リアルタイムで正確に資産を追跡するためのより良い方法を必要としていることが背景にあり、その追跡への圧力はますますサプライチェーンの上流へと向かっている。RFIDは在庫や資産の状況を即座に確認でき、在庫管理、セキュリティ、労働戦略にまで影響を与える棚卸しをスムーズに実行できることから、受注処理や損失防止がRFID導入の大きな推進力となるだろうとしている。