シュマルツは、メカチャック式ハンドメーカーのZimmerGroup社と共同し、協働ロボットのハンドセットアップの手間を削減・自動でのハンド交換を実現するオートツールチェンジャー「MATCH」を発売開始した。
同製品は、吸着搬送のシュマルツと、メカチャックのZimmerGroup社の共同開発による協働ロボット向けの新しいエンドエフェクタ。吸着式に加え、メカチャック式のハンドにも対応し、幅広いワークやアプリケーションに対応できる。ホットプラグ方式を採用し、ロボットの駆動中でも電力の入切なくハンド交換が可能。交換後も素早く始動でき、待機時間を削減しタクトアップが可能。
またステーションを使用した自動でのハンド交換にも対応し、AGVなどと組み合わせることで自動倉庫内などの完全に人手のない現場でも複数のハンドを使用したアプリケーションを実現できる。手動交換の場合も工具などは不要で、片手で簡単に交換できる。クイックチェンジモジュールには電気およびエア供給用のポートが一体化し、配管や配線の付け替えなどの工数を削減することができる。
クイックチェンジモジュールは各ロボットメーカーの協働ロボット向けに用意しており、さらにユニバーサルロボットをはじめとする各種プラグアンドプレイに対応したプラグインソフトをリリースする予定となっている。