SICK(ジック)の傾斜センサ「TMS22(1軸)/TMM22(2軸)」 は、コスト効率良く高精度の傾斜測定を実現。その基盤となっているのは、測定誤差許容範囲が+-0・25度と優れた繰り返し精度を持つ高性能のMEMS技術で、測定値はアナログ出力できる。
また、PVシステムのような屋外用途での耐性という最高の要件を満たすために、センサ技術の核となるパーツは一体成型で筐体内に組み込まれており、保護等級IP66/68/69Kに準拠。高温変動などの過酷な環境条件や、ウォータージェットでの高圧洗浄による影響を受けない。
本体は、高さわずか10・4㍉㍍というコンパクトなデザインにより、あらゆる方法で設置することができる。最大の互換性を実現するため、センサは一般的な0~10Vと4~20mAのアナログインタフェースを搭載している。しかも、各要件に合わせてインタフェースをカスタマイズすることも可能。
こうした特徴により、コストに影響する一連のアプリケーションで信頼性の高い傾斜データを統合できる。主な用途として、垂直搬送システムでのトレイの傾き測定、ソーラーセル・太陽光パネルの角度検出など。
さらに、IO-LinkやCANopenなどのデジタルインタフェースを搭載することを計画している。