IAI「エレシリンダー」製品を大幅強化 手のひらサイズ超小型タイプ登場

アイエイアイは、電動アクチュエータ「エレシリンダー」の製品ラインアップを強化し、手のひらサイズの超小型タイプをはじめ、ロッドタイプ、ストッパーシリンダー、スライダータイプ、ワイドスライダータイプの製品を追加した。

超小型タイプは、スライダータイプ「EC-SL3」、ロッドタイプ「EC-GDS3/GDB3」、テーブルタイプ「EC-T3」を発売。これまでになかった手のひらに収まる超小型サイズながら、モータとエンコーダ、コントローラを内蔵したオールインワンタイプ。エアは不要で、必要部品が全て組み込まれているため設計が簡単となっている。小型シリンダーのスピード調整の難しさに関しても、低速から高速まで速度は1%から100%の数値で誰でも簡単に設定可能。寿命は500万回往復で、モジュラー構造なので故障の際は本体またはモータ・コントローラユニットを交換すれば良く、メンテナンスは簡単となっている。

最大速度は200ミリメートル/s、最大押付力は17N(EC-SL3は16N)、最大可搬質量は水平2キログラム垂直0.8キログラム(EC-GDS3/GDB3は0.7キログラム)となり、生産設備内の搬送・組み立てやセット・切り出し、挿入などのアプリケーションに最適。

ロッドタイプは、ダブルガイド付きエレシリンダー「EC-SRG11」と「EC-SRG15」を発売。コンパクトサイズで製品幅112ミリメートルからラインアップし、全機種コントローラを内蔵。ボールブッシュガイドが付いているため、リフターやプッシャーなど搬送用途に最適となっている。

ストッパーシリンダーは、小型タイプとして「ECーST11」「ECーST15」を発売。コンパクトサイズで製品幅112ミリメートルからラインアップし、すべりブッシュ構造でラジアル方向の衝撃化中に強く、ストッパ用途に最適。

スライダータイプは、長ストローク対応品を発売。小型筐体を維持しながら最大400ミリメートルの長ストローク化を実現した「EC-DS3□A」や高剛性で最大1500ミリメートルの長ストローク、最大可搬51キログラムの「EC-DS7X□AH」など12機種を追加。全機種デジタルスピコンに対応し、数字を入力するだけで動かすことができ、立ち上げ後の調整も簡単となっている。

ワイドスライダータイプは、クリーンルーム仕様の4機種を追加。ISOクラス2.5/3に対応し、クリーンしたての搬送に最適。1日8時間使用でかかる電気代は0.9円と省エネ。設定は本体上部のキーシートだけで位置と加速度、速度、減速度の設定や試運転ができ、PCやティーチングボックスに接続せずに現場で簡単に作業ができる。また、長手方向の設置スペースが限られている場合に最適なモーター折り返しタイプ4機種も追加した。

https://www.iai-robot.co.jp/

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