通信機能で使い易さ向上
大崎電気工業は、電子式普通電力量計「コンパクトEMシリーズ」に、新機能を搭載したニューモデルの販売を開始した。
ニューモデルでは、無通電状態でもDISPLAYボタンを押して指針値を表示させることが可能になっており、停電時や電力量計の取り付け前後でも指針値を確認でき、使い易さが向上した。
また、赤外線通信機器(オプション)を使用することで、計器の情報(指針値や製造番号、電圧・電流値など)を通電時・無通電時のどちらのタイミングでも取得が可能。
しかも、液晶の数字表示桁数を、小数点以下第2位まで増やしたことで、計量値の変化を従来に比べ早く判別できるようになり、現場での負荷を用いた計量値の目視チェックが短時間で行える。
また、通信機能付の製品では、順方向に加え、逆方向電流の双方向計量が可能になり、1台で消費側と発電側の両方を計量できるほか、電力使用量を1分単位できめ細かな計測ができるようになり、レンタルオフィスの従量課金制や製造業のDXにも貢献する。
さらに、赤外線通信と周辺機器の組み合わせ使用で、計器情報の取得や配線状態判別などが可能になり、誤結線防止システムとしての役割も果たす。