日本金属は、東京都板橋区の板橋工場の第三圧延工場の建屋と新設備(高性能万能型圧延機、原料切断機、コイルビルドアップライン)が完成し、2019年11月の火災発生以来2年4カ月ぶりに稼働した。
火災前は大量生産向け4フィート幅圧延機だったが、新設備では多種多様な素材への圧延・複合成形対応に向けて2フィート巾高性能万能型圧延機を中心とした設備を導入。
これにより製鋼メーカーやコイルセンター各社で行ってきた2フィート幅への原料切断を自社内で全量処理が可能とした。また、ステンレス鋼に加えて特殊鋼の切断も可能とし、処理対象材を拡大した。力の効率化、形状・板厚・表面品質の各制御に最新技術を導入し、火災を起こさないための消火設備などの安全設備の強化を徹底している。
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